2014/02/13

福岡R不動産 アケボノ プロジェクト

アベノミクス 3本目の矢は成長戦略。
成長というコトバに考えるコトは多い。

築47年のビル1棟5部屋の内外装大規模改修工事。
気合の入った寂れ具合がたまらない。
※ちなみに47年前と言えば、TAKANO LUMBERの創業と同じ年。同級生(-_-)。

人気のあるエリアなので、建替でも採算は合いそう。
入居率も家賃もそれなりに望め、建設により経済的に潤う人も出てくる。
でも、それだと1本目2本目と同じ時限的なハナシ。
半世紀近く頑張ってきたビル。何か違うモノを求めていた。

経済的な豊かさや利便性とは別次元の軸が見直されている。
どんな未来を見せたいか考えたときに、軸はきまってくる。

このプロジェクトの為、地元の家具・雑貨・額縁・道具屋さんがオリジナル部材を開発提供。大量生産とは違う、その町と空間に合わせた手仕事は新しい何かを生み出す予感。
地域ごとにオリジナルの建具・家具・壁紙・取手・洗面・水栓・ポスト等の建築部資材が登場なんてのも楽しい。

ごひいきの小国杉も無事採用(笑)。今よりも10年20年後の価値を確信。
たまらなく好きなモノ・バショ・ヒトがあるというのは重要。

成長するコトは大切だけれど、もっと大事なことは持続継続性のある社会になること。
未来を思考するクリエイティブデベロッパー 福岡R不動産に

2014木質空間大賞 #essence

WRITER書いた人

鷹野材木店

鷹野材木店は創業昭和42年より、
福岡市南区にて材木店を展開しています。