2011/12/17
田村の小さな設計事務所 白扇の家
大きな開口から降り注ぐ光と優しい木々の緑。
大きな吹抜けと床材にはカバ桜の無選別品。
きっと何十年も出番をまっていた一枚物の階段材。
少し前まで赤白混じる源平の無選別品はC品のイメージでした。
でも、少なくと僕らが生きてきた時間より長い間厳しい自然の中育ってきた木。
人間の方でAとかCとかグレード選別することに少し違和感をもつ時代になっています。
特に若い世代においての選択の基準がかわっているように感じます。
節がはいったり、赤白混じったり、短いピースが使われたりしていても、ロスの少ない環境に優しい製品であることが選択の基準になりつつあります。
モノの良さがわかってない!なんて言われそうですが、無意識に本質を理解しているのは彼等かもしれません。
一枚一枚違う自然の作りだす表情の空間。そして、新しい美しさの基準に。
木質空間推進室 #Essence
photo by harigane
WRITER書いた人
鷹野材木店は創業昭和42年より、
福岡市南区にて材木店を展開しています。