2011/09/16

少し前になりますが、TVで古材の特集をやっていました。百年以上前に建てられた民家の木材を新築で再利用する施主さんが増えているという内容でした。その中で司会者の方がそういう兆候を「日本は豊かになった」と表現されました。新しい物を大量に消費していく社会よりも、今あるモノを見直し、古くからあるモノを再利用していく事が本当の豊かさだと表現したかったのだと思います。

木は伐採後も呼吸をし続け、強度も増し、削れば再び綺麗な木目が現れる再利用可能な素材です。新しいモノが格好ヨイのでなく、過去から受け継いだモノを大切に次世代に繋いでいく。確かにそんなミッションを抱く人達がふえてきました。

当時の住まい手や職人さんの考え方に触れ時間を旅する。贅沢デスヨネ。

※今ある風景を未来の人達に残すコトが出来るのか?
建築に限らず政治や経済の基軸もココに重点があるとヨイと思っています。

WRITER書いた人

鷹野材木店

鷹野材木店は創業昭和42年より、
福岡市南区にて材木店を展開しています。