2010/05/08


小学生位の頃、材木屋は森の木を伐採して売っているので、環境破壊をしているのではないかと思った事があります。その疑問を社長にぶつけた所、切っていい木を使っている。間伐を行わないと山は荒れ、災害も増えるし、手入れをする人達がいなくなると教えられました。当時はチンプンカンプンでしたが、現在林業は手間がかかる上に、それだけの収入が得られるどころか、安い輸入材の影響もあり逆ザヤになり、更に山での高齢化も進み山を手放す人が増えています。国も民間でもいろいろな試みが行われていますが、個人の意識が高まらない限り厳しいものがあるかもしれません。日本の山は荒れてきています。

一方、最近外国の企業が日本の森林を購入しているというニュースを聞きました。日本人が手放していくものを外国の企業が購入していく。日本は国土の約7割を森林がしめる世界有数の森林大国です。がゆえに自分たちでも気づいていない何か大事なことを、見失っているのではないかという気がしています。世界レベルでは森が減り、砂漠化が進んでいます。そして、日本国内で使われる木材の8割は外国からの輸入品という現実と矛盾。

日本と世界の森はつながっています。日本の森を救うことは、世界の森を救うことです。
そんなミッションをもって、日々仕事に取り組んでいきたいと思っています。

WRITER書いた人

鷹野材木店

鷹野材木店は創業昭和42年より、
福岡市南区にて材木店を展開しています。